ジサツのための101の方法 レビュー

電波と鬱は違うものですね

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総評

伝説の高額電波ゲーの一本。電波なんだけど電波じゃない感じ。
つかみ~中盤のサバイバル空間までは面白かった、それと「教授」と「ナタネ」との空間もあれも面白かった。Euphoriaっぽかった。(つかEuphoriaっぽいんじゃなくてEuphoriaがジサツに似てる部分があるんだと思われる)
悲しいことにどれもオチがすっきりしないのがなー残念かなー
あ、レビューの星は付けません。古いしね。

シナリオ雑感

まぁ90年代に流行った「雫~しずく~」の山田オロチ版?
雫やってないのでなんとも言えないのですが。
カンナ様とゆきちゃんの行動とか、早桃のおとなしい顔してやることやってるところとかかなり好きですよ。
逆に紅葉ルートがいらなかったかな。特に紅葉の場合は
あのメンバーだと自分の欲でしか行動しない奴らばっか(カンナ様はそうでもない…か…?)なのでもっと電波なカンナ様と拓司の様子は見たかったかなー。
長いものに巻かれろ系の錦城先生とか暴力で解決しようとするワカメ御堂とか案外嫌いじゃないキャラが多かった。
その分、後半の失速感が目立っちゃって辛い。
もっとなたねはなたねらしく電波のままで居て欲しかったし、電波モノならもっと電波ゆんゆんでも良かったかなーと思う反面理解しづらい部分が多かったのでコレで十分なのかもしれない。
後、なんで電波と鬱が違うのだなーと思ったのは、最後に「ヒカリ」を求めきるところまで行っちゃうわけですよ。
過去がなんであれ最後に救いがあるので電波鬱ゲーという風に見ると中途半端。
電波ゲーとしてはそこそこ優秀なんじゃないかなぁ。
プレミアついてるけど電波ゆんゆんしたい人はやっても良いかもね

システム

まぁ15年?それ以上?のゲームだししゃーない。
ルート一本に絞るか早桃→カンナ(True)の構成でも良かったかも。
紅葉は…いらんなぁ…。

CG・Hシーン・音楽

案外多いように見えて多くないという。
ハッピーになるお薬をカンナは持ってたようなのでそれ使って本番とかもあったと思うんだけどしょうがないかな。
後、早桃の売りシーンとか。
貴森裕友氏のCGは古い!とか言われてますが、そこそこ可愛いと思ったり。
カンナ様とまとも状態ナタネ、ゆきちゃん、妹早桃のあったかもしれない世界とかのCG見ると
BGMはWin7で動かしてるからかピリピリ切れる。聞けないレベルじゃないんだけども。
色んな意味でラストの各国の写真素材を集めてエンディングムービーにまとめました!感は好きです。

その他

個人的には死にたがりの主人公、グロ、電波ってことなので「天使のいない12月」系を期待してたんですけどちょっとベクトル違ったかなーって印象は。
リメイクして声ついたら月代カンナのCVは是非五行なずな氏にお願いしたい。雪緒様トーンで。