総評
良い部分も有るけども悪い部分も目立つ、ポテンシャルは溢れるのにあと一歩
ただ十二分に遊ぶことが出来ました、個人的には好きです
サクサク進む割にドーナドーナやはるうられより難易度が高い印象です
トータルとしてはドーナドーナと言うより全年齢版大悪司?
「地獄」と言う舞台を使いながら、巨悪(行政以上のもの)に立ち向かっていく話でもあるので印象としては悪司の方が近いかな
クマちは「ハルウリ」と「ヒトカリ」をしながら姉を壊した歪んだ世界に立ち向かっていったけども結局はザッパやキラキラ、ポルノなどの仲間との絆を見つけていく話でしたし、
似たようなテイストではあるものの、「ゴーヘル」はちょっと悪司寄り
シナリオは一本道+好感度が最高のヒロインとEDと言うドーナドーナテイストも残っており、
やっぱり印象としてはライトな大悪司、ラストバトルの「浄化」マップでのBGMの『劫獄行 ↓↓↓ Narakham ket』が流れてる最中うるっと来てしまいました
BALDRのアクションを担当されてるNOGさんもスタッフロールに居て余計切なくなった、というのもある
ああ、本当に楽しかった。
ゲーム性とか
流石、いってんちろく氏と言う感じでなんやらかんやら
夢中になって遊ぶことが出来ました
総プレイ時間は出ないんですが30~40時間ぐらい遊んだんじゃないですかね
レベル上げも相変わらずサクサク出来る仕様であって割とストレスフリーに出来てたと思います
ただまあ、それはドーナドーナとかをプレイしていた結果と言うのも相まってプレイに支障が無かった、と言っても良いんですけども
1レベルの差が非常に大きいので後半は特にレベリングが必要になってくるゲームな気がしました
- ヘルアームズを装備してステータスの底上げ(ドーナドーナで言うバッヂ)
- ダンジョンに潜る前に底上げアイテムを使うこと
- SPDの底上げが大事
特に後半の敵はSPDが高く、一斉に攻撃を受けるとDEFバフをかけていたとしてもほぼ速攻されます
ヘルアームズはマップで拾えるので購入する必要はありません
ダンジョンマップもドロップマスも固定なので、ある意味確定でアイテムが取れます
っていうかアラカセギでヘルアームズ買おうと思ってもマジで高いんで普通に無理
序盤のキリク・GOzzとMEzzはHP回復アイテムガン積みで(レベル上げましょう)
はじめのうちの戦闘は普通に適当に殴ってれば良いのですが、後半の敵に関してはどれだけ先制するか・どれだけDEF盛るかって感じです
ダンジョンに入る前のセーブも必須(バグ遭遇回避の意味も込めて)
口人呑器が多分中ボスなのでここから結構キリクが活躍する場面になりますね
レベルが上っててもほぼ関係ありません
XP(経験値)の量も後半マップは比較にならないほど多くはなるのである程度のレベリング及びこちらもSPD速攻をかける動きをとらないとかなりしんどいですね
またドーナドーナと違って後半国盗りSLGも絡んで非常に楽しかった
とにかくRPG部分が詰まったらレベリング、亡者を拾って金稼ぎ、会社同士の抗争の為に亡者のステータスを上げると言うサイクルです
シナリオ
シチュエーションも全年齢ギリギリを攻めていました
何故地獄のものは亡者を使い捨てるのか、本当に
JAzzの兄貴は村咲や品須みたいに情の熱い人だったので敵対業者ではあるもののやはり魅力が溢れてたし悪役ではある甘田田
に
現世と地獄のトラブル生活はもうちょい続くんじゃ、という終わり方だったのでJAzzの兄貴の言う「ゴミ箱」の話や各ヒロインたちのAfterはどのような形でも見たいなぁ
エンディングは灯エンド、まあドーナドーナみたいなプラスアルファなちょっとしたシナリオですね
ユニーク亡者
ユニークで好きだったのは祝・すずらん・チャなんとか
特に祝とすずらんに関してはすごい良い子なのでなぜ…みたいな気分に
ずずらんの地獄攻めはまだ可愛らしい部分があったものの祝ちゃんに関しては2回目火炙りなのでめちゃくちゃキツかったですね
ドーナ世界ならはる売るだけでホワイティなのに…
攻略サイトが有るわけでないのでチャなんとかに関してはスキルが見れなかった
褒めれない部分
さて。
ただし手放しで褒めれない部分も多々あります、
散々言ってますがCGモード及び回想モードがないところとか
CGと回想が無いのはもうしょうがないので譲ったとしても
ステータス画面でクリックしすぎると進行不能になったり亡者のステータス確認時に進行不能に陥る致命的なバグがかなりあります
XやQキーを押すと回避できると言う話を聞きましたが進行不能は治りませんでした、プレイ中10回以上はクリックのしすぎでの進行不能になりました
これを防ぐにはHP回復のコーラとかVP用のグレープがぶ飲みしないようにするしか無いんですけど、ゲームの進行上それ厳しいんですよね
三亢庁令が起きる前にMapをいじると?進行不能になったりします
修正パッチが出ているわけでもないので、
進行不能に陥った場合強制的に落としてロードしか方法がありません
亡者狩りに出たとしてもゲームオーバーになる可能性もあるので勿論、事前セーブを行って細かく進行不能を回避するようにはしていましたけども
「ステータスの引き継ぎ」や「周回要素」もありません
強くてハードモードがあったらもう一周キリクエンドや一ノ瀬エンド見るために周回したかもしれないんですけどね…
三亢庁令
後半が「大悪司」のように三亢庁令と言う亡者のステータス同士で売上を競う陣地取りゲーム開始
レベリングをしつつ、戦闘用のバフ・デバフアイテムを購入しないとならないため序盤と違い資金繰りがかなりシビアになります
またドーナと違い持てる亡者の数には限りが有る事・陣地取り関係でドーナのように
ゆったりレベリングが出来る状況ではなくなります
(うまくやればそれも無いんだろうけど)
ドーナと違いパラメーターをアップしてくれる客が居るわけではないので
やっぱり使い捨て状態は変わりません
春夏秋ノエルのようにくっそ強いメンタルの亡者も居ないしなあ…
地獄の陣取り関係でそもそもユニークを起きたい地獄が別業者に支配されてることもありますし
売上が同じだと色が付いてるユニット優先で勝負が付くので売上同額でも強制敗北にもなります
正直、儲けが少ない地獄はもう陣地取られるものとして、新しい亡者探しに行ったほうが良いんだろうなと
とにかく「壊れる」まで亡者は使い続けましょう、後半のマップでの亡者狩りも厳しいので
適応する「色」があってもLUKやMENやCONが上がる地獄はありません、ドーナドーナは一部客がコンディション上げてくれたので手入れすればずっと使えましたけども
安い地獄はある程度取られても構わないぐらいで居ましょう
イベント見る限りは必要にはなりますけどただただ亡者を使い潰されるぐらいなら高い
壊れてもまあ色が適応してる+MENとLUKが生きてればそこそこ資金貰えるんですね…流石に全部壊れてると資金回収厳しいと思いますけど
ユニーク亡者
三亢庁令の関係上後々入手したほうが良いですね、開放される地獄が多くなります
一人2マップぐらいイベントCGが存在するようですがイベント開放の条件がドーナドーナのように明示されているわけではないので総当たりみたいな感じになります
なのでまあ後半の三亢庁令始まってからが本番かなあ
アイテム使うならユニーク亡者に
後半の稼ぎの安定性をとれると言う意味合いもですし、各ステータス回復用アイテムを大量に購入するために日にち送りをしたいので
元々のステが高めなユニーク亡者は取っておいたほうが戦略として楽だと思います
三亢庁令勝負時に勝てるしね
ヤツシロ
序盤は単体アタッカーとして有能、
LPを上げやすいのでパッシブ開放とヘルアームズ開放が楽です
ただ後半はDEFの低さとSPDの低さがどうしようも無く、Lvを上げても打たれ弱さが目立ちます
自己バフ関係や回復手段を持っていないので不器用さがどうも目立つ
ヤツシロが生きてないと他のキャラのLPが上がらないので、ある程度の生存をさせる必要が有りますがほぼ後半の出番はなかったです
一ノ瀬
ストーリーに寄っては脱退する時もあるのでいつも使用できる訳ではなく
序盤は全体氷系アタッカー、後半はSPD上げてサブタンク役
ただ本当に序盤はATKも高くないのでアタッカーとして使うのならばアイテム優先的に使うべきキャラかなと
ただまあ初期ヒロインということもあってこちらもLP開放が楽なのでSPD上げるのが優先
地獄行使がDEFを覚えますが順番として遅いので地獄行使を守るうえでも「止水ノ構工」
ATKはあまり高くないですがまあ良いかな…
灯
ほぼ加入してくれてる炎系全体アタッカー
物理が通らない場合ほぼ「いきなりすごい火」(並)で蹴散らす役
序盤から終盤までずーっと使えます、一番早く全体VP覚えるのも灯なので最初から最後まで彼女のお世話になるはず
炎技メインですがLP上げると「助走つけて痛い」(SPD早い)とか「灯ミサイル」(物理)も覚えるので一応物理技も覚える有能さ
且つかなり早い段階から自己回復の「今はを覚えるので使いやすいです
とりあえず詰まったらグレープがぶ飲みVPで処理が楽で露払いも早い
イアイドー
序盤は有能な高ATK単体アタッカー
ヤツシロよりは元々のATK値は高い…はず、「開眼」で自己ATKバフもかけれます
「魂身我」で全体物理技も覚えますが致命的なのが足の遅さ
ただ終盤はキリクが加入するのでSPDもATK値も彼女のが上
正直「開眼」でATK上げてる間にやられるのでまあまあ…って感じですね…
地獄行使
バフ・デバフ使いの鬼、とりあえず詰まったら地獄行使でATKデバフとDEFデバフ、SPDデバフを掛けまくれるが遅い…と言う部分を持つトリッキーなキャラ
ただこのゲームは詰まったらとにかくデバフを掛けまくるのが前提となるのでアイテムと彼女の毒デバフは必須です
序盤中盤は「Hell Ter!」がVPとしてもクソ早いのでこちらも露払いとしてグレープがぶ飲みしても良し
「Hell P!」で全体DEF30%バフが使えるので後半はDEFバフ撒き優先になるかと
元々のDEF値もATK値も、ものすごい低いです、狙われたら一瞬でやられるので後衛に置いて
地獄行使を守ることがゴーヘルの戦闘みたいなもんかなと
キリク
高SPD・高ATK物理アタッカー
画像は消費アイテムの少女漫画とか使ってるんですがここまで伸びます
「須興ワルツ」は単体技ですがSPDデバフが付いてキリクのSPDの速さも相まって高ダメージを叩き出せます
かなり高ダメージ叩き出すことが出来ても打ち残してしまう場合も無くはないので、そこそこ速い灯の全体技で一応確定で速攻落としが可能に
地獄行使のデバフを使えばもっとATKダメージ伸ばせて、且つDEFバフも撒いて貰えるのでヘルアームズはSPDとATK上げましょう
メインで使う物理アタッカーで一番安定感あるのはキリクです、ただまあ装甲が紙なので底上げと地獄行使バフは必要になるよねって…
ATK伸ばせる消費アイテムやヘルアームズは優先的にキリクにつけて上げるべきかなと
ただそんなキリクにも問題はあって、
「物理攻撃アタッカー耐性」があるキャラが出てくると高火力が出せなくなるところ
それ以外はまじでスパスパ切ってくれる
MEzz
序盤~中盤はタンク兼雑魚散らし、後半は回復役雑魚散らし
「ほうでん」でTECデバフ撒きながら全体攻撃が非常に便利、キリクとの相性が良いキャラ2です
「専門的治療行為」が唯一の回復役でもあるので回復を持っていない一ノ瀬・キリク・地獄行使のサポート役です
ただMEzz自体のHP回復が出来ないため、DEF底上げは必要になります
ここの噛み合いは地獄行使とキリクの打ち逃しの追撃役としての器用さが便利でした
VPである「C.F.W」は遅いと書いてあるけどもそんなに遅さが目立つ技ではなかったです、TECデバフも付いてますし
レッカ
VP溜まりやすいし単体デバフも使える器用なユニット…ではあるんだけども虎太郎みたいに使いやすいキャラではなかった
加入の遅さもネックだし、ほぼ単体攻撃でSPDが遅めでやっぱり最終的に使うメンバーではなかったかなあ
浄化Map
最終の浄化は相当に強い、というか敵がいやらしかったですね
槍と重火器での戦いになるのでバフやデバフを使わなかったとしても結構苦戦を強いられると思います
もうある程度レベリングを終えて、アイテムを十分購入してから挑みましょう
正直ラスボス
youtu.be
後、ラスボス前のマップでデバフアイテムを大量に手に入れれるのでそんなに苦労しないはず
Lv33ぐらいあればまあ苦労しないと思います、ただHP回復用とVPアイテムは本当に必要になるので最後はターン送りしてもいいので買いましょう
アイテムとLPの上昇だけ意図的に頑張れば150日以内の攻略も多分できるかと
ただ、ドーナドーナと違って(PC版には)トロフィーが無いので攻略する必要もないと思います
CG・シチュエーション
CGモードが無いのでスクリーンショット撮るしか方法がないんですが流石てつぶた先生という感じで非常にクオリティは高い…んだけどなんでこれ見返せないの…?
もう本当にこれ、シチュエーションもCGも最高なのに見返す方法が無いとか令和のゲームじゃないすぎる
魚介せんせじゃないのに結構ハードなやつ多かったです、いってんちろく氏隠れリョナラーだろ?と疑っちゃうレベル
R17.5ぐらいはある感じ
一ノ瀬も可愛かった
キリク可愛いよキリク
まとめ
本当に楽しい、けれども全部が手放しで褒められるものではなかった部分も含めて
自分は大好きですね
好きになるかならないかと考えるとドーナドーナが完璧な作品過ぎてがっかりしてしまう人もいるかも知れませんが、こちらも負けず劣らずポテンシャルは本当に高いです
Switchだとfps関係でカクつくらしいのとPCでは進行不能バグ抱えてて本当にアレなんだよね…
きっともっと作り込んでいたら可能性の獣じゃなくて怪物に慣れたかもしれないのに本当に残念、この感想は「ガールズフランティッククラン」に近いものが有る
まあ体験版の時すごい心配したけど一応そのだめな部分をひっくり返してうまくゲームに落とし込めたと思います、ファンディスク待ってるからな!!!!
なんなら周回パッチとCGと回想つけてくれたらもう一回遊ぶぞ