大作を期待すると痛い目を見るかも
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- 出版社/メーカー: Purplesoftware
- メディア: DVD-ROM
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総評
シナリオが薄すぎる点とシナリオにバラつきがあり過ぎたかも。
大作を期待すると痛い目を見るかも。ぶっちゃけると『いつもの紫』
シナリオ雑感
総評で述べたようにエロがどうとかそういうレベルの問題じゃなくて共通シナリオはとにかく淡々と進みます。個別シナリオも若干イチャイチャはするものの、とにかく淡々と進む。それが良いか悪いかは別として『薄っぺらい』んですよね。
真琴や美咲はそこそこのシナリオだったと思うのですが、満とD・Dが特に駄目。満の場合は『盲目』という重要な設定を活かしきれておらず、D・Dの場合は『生死』という設定がおざなりになっていた感じが存在します。特にD・Dの場合元気そうにゲーセンでDDRやってるシーンとか見るとね…。
キーアイテムの『懐中時計』もあんまり活躍してた印象が無いんですが…。
勿論、『タイムリープモノ』なのでヒロインたちの攻略は平行世界のトリガーになってます。ということでクロノスのシナリオでのヒロインたちは魅力的でしたし、特に美咲がクロに対して貴方はずるいと言う場面はなかなか胸に来ました。
神に抗おうとする主人公も良かった…けど別離のシーンがあまりにも美しすぎましたし、結局クロがまた生き返るor復活というのはなんとなく感じていたのでそういうポイントが薄っぺらいのかなーと。
まとめからすると、purpleの過去作『未来ノスタルジア』や『初恋サクラメント』の方がうまくまとめあげてるんですよね。そういった過去作の比較故にこの作品が低評価なのではないかな、と思うのです。
ただ、『ミラノス』や『はっさく』だと長々だらけてしまった部分も存在するわけでそれをすっぱり切り捨てたからクロノクロックが出来上がったのではないかなぁと。
後、最終ルートが「鈴木みう」って言うのも大きな問題なのかもしれないです。クロノスで〆ていたらまだ儚さ美しさがあるのに対してみうは普通過ぎの挙句短いというのもありますねぇ。ミラノスだと「杏奈」、はっさくなら「ヒカリ」という大きな影響を持つ〆じゃなかったのが「余韻」とかそういうものが無いのかもなんですけど、でもみうの告白が正しい世界線な訳なので非常になんとも言えないなぁと。
多分、サブキャラ攻略したい~って意見があったんだろうなぁとは思います。みうじゃなくても良かったのでは…。
まぁいつもの紫だと思います。ハピメア積んでるのでなんとも言えないんですが。
CG・Hシーン
CGは紫らしく綺麗。月杜尋氏も克氏の原画も美しいです。SDのこわもた氏も塗りも良い。けどSD絵もうちょっと多くても良かったんではないでしょうかね。差分が多いだけなのはあんまり嬉しくない。
Hシーンは世間で言われているように期待しない方がいいです。それに関してはCS向きじゃないかとか言われていますが、いっそMagical Charmig!みたいに『ステディモード』作っても良かったんじゃないんでしょうかねー。
Hシーン入りのイチャラブ後日談があれば…とは思います。
システム
いつもの紫。メッセージウィンドウは固定・可変可能。
マウスジェスチャの割り当ても便利。
その他
げっちゅ屋特典の懐中時計が素晴らしい。
懐中時計ってなんか中二心揺さぶられますよね