トリノライン レビュー

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総評

美しいグラフィックとそして音楽、可愛らしいデザインのキャラ、そしてちょっとのSF、演出
トータル的に良い出来のゲームだと思うけれども個別が残念すぎて悲しい
実は初めてのminoriゲー

シナリオ

共通までの引き込みはとても良かったのに個別が本当に本当に残念
アンドロイドとして生まれ変わった妹余命幾ばくもない?お節介でお転婆な幼馴染・クールだけど友だち思いの沙羅
とキャラクター性は練ってあるのになぁ
通してAI(アンドロイド)と人間がテーマであるのに対してヒロイン3人とも違ったアプローチをとってはいるけれども手法が「一昔のギャルゲー(KanonAIRや新島シナリオみたいな感じ)」っぽさでなんかなぁ
海難事故で死んでしまった妹がアンドロイドとして記憶も引き継いで生き返って来る、家族の戸惑い、過去の白音を知っている人物の拒絶、シロネ自身の困惑…
どのエピソードも切って切れないと思うところをうまく入れているので読むのはサクッと読めたし
ただ、個別に関してはどのシナリオも雑で話の軸である沙羅(True)は粗はあるもののよく出来てたと思うんだけど沙羅のしてきたことは割と七波親子に対して非道な行為だったんじゃないかなと(ちゃんとそれには気づくんですけど)
RRCの研究とか七波父の思いとか綾花のバックとかもっと掘り下げれてたのでは、と思える点がいくつか

これまで『ソレヨリノ前奏詩』『罪ノ光ランデヴー』で描いた「恋愛というはじまりの美しさ」、「人を好きになる者の持つ煌き」を纏いながら、更にもう一歩、その先へ。
それぞれに見えぬゴールへ向かう登場人物たちの、ひたすらに「可能性を探し、進む」青いひと時を通し、生きること、そのものを描き出す作品です。

うーん、可能性を探して進むこと(夕梨・沙羅)は分かるんだけどシロネに関してはなんとも
シロネ自身の将来の可能性はあるけどまるでシロネや七海母が幸せになれるビジョンが見えないので
手法として記憶喪失・逝去・別離・病系ネタはやっぱ古いなと…
まぁやっぱりTrueでも有り、核心である沙羅が一番面白かったと思います(雑なところはあるけどな!!)
もっとメッセージ性強くても良かったのでは

CG・Hシーン

美麗
ここまで綺麗なCG塗りのところは無いんじゃないですかね、次点でままれとか?
解散が非常に悲しい
ヒロイン3人なのに回想4つと濃厚だし(シロネは別シーンも有る)
おっぱい!おっぱい!
きのこのみデザインの夕梨は最高ですね、ニヒッ
煌めく空とか海とか太陽とか背景も美麗でな…

システム

古いよ!
ウィンドウの透過色の選択とか選べないのはその…
後、オールクリアしないとBGM聞けなかったりCG見れなかったりするのは割と不便だったかな