
総評
同じ人生を何度繰り返しても、君と出会うための今日を作るためのADVだと思いました
内容としてはミドルプライスにしては控えめに言って最高と言って良い出来、
テンプレート化されているというか所謂「君の名は。」や「天気の子」を思い出す新海誠チックと言いますか、
かなり使い古されている手腕のタイムリープ・並びにループゲーですがそれだけ愛されているという手腕であり王道のテンプレートだからこそ書き手の手腕が問われると思うので非常に良いシナリオゲーでした
シナリオだけではなく先輩と過ごす7日のとろけるような蜜月も大変素晴らしい、ピリリとしたシナリオとのメリハリと言いますか、
後半の連続的なサスペンス要素を含んだ展開の前に佇む先輩とのとろけるような日々の空気の堆肥が非常に素晴らしい
ほぼほぼダレること無く読むことが出来ました、最近のゲームはやっぱりメリハリがきちんとしてるのが多いですね
克先生の描くおっとりとして普段は可愛らしい先輩が主人公の手腕でとろんとろんに蕩けているスチルは最高ですね
ミドルプライスなので展開はかなり早く訪れてどうしてこうなった?という主人公とプレイヤーとの作中のシンクロもポイント要素が高くなると思います
故にネタバレを知ってからプレイするとこのゲームの面白さが一気になくなってしまうような気がするので公式もサラッと読む程度で後はほぼ知識無くプレイしたほうがこのゲームの良さを知れると思います
自分はほぼシナリオノータッチでプレイしてたのでいい塩梅で主人公とシンクロしつつプレイできたと思ってます
ループゲーにしてはかなりあっさりTrue ENDに運べると思ってます、ただBAD ENDの方がやっぱり心に残るのもあるのが事実ですね
選択肢「対峙」が個人的に滅茶苦茶美しくて好きですかね、過去の罪を再度犯してしまう愚かさ諸々含めて、という部分も含めてですが
それでも最後にまた二人が再会するというのも「真っ当に普通の人生を過ごしてきたつまらない大人」としての終わり方が強く非常に良かったです
シナリオ
空虚な社会生活を送る主人公、喜納夢斗。
普通に生活をし、普通に人生を過ごす、ある意味中途半端な足りない日々を過ごしていた
そんな中、「退屈を凌ぐ方法」として時の悪魔ラプラと血の契約を交わし13年前の時代にタイムリープし、その次代を書き換えようと動き出す
学生に戻った夢斗だが記憶になかった「歴史文学研究部」の先輩である「蝶舞翠」との一週間を過ごす…
学生時代に戻った主人公は平成一桁代生まれにはぶっ刺さるような青春、学生生活を送りつつ「歴史文学研究部」の先輩でこのゲームのメインヒロインである蝶舞翠との連続的な経過を送ります
とにかく平成一桁代にぶっ刺さるようなネタが満載なんですよね、
ノコノコ動画(ニコニコ動画)だとかFLASHだとかメモリー256MBの携帯電話とか世代にぶっ刺さる話がめちゃくちゃ多い
そういった話を多くしていてかなり正直夢斗=プレイヤーみたいな結びつきを強く感じました
一周目の一週間はとにかく翠先輩や同級生たちとのコミュニケーションを深く感じ、この世界にずっと居てぇなというインパクトをこれでもかと盛っておき、最後の最後で物語の初めとなる「消失」現象が起こります
その現象を止めるべく夢斗は13年前を繰り返すことが起点になるわけですが、
最終的に時の悪魔であるラプラ・母親である和子・過去に起こった吸血鬼事件・とある人物と物語が加速していきます
先輩一人のミドルゲーだと思っていたのでラプラとの淫靡なシーンはかなり以外に思えました
言うてラプラの見た目は翠先輩なので先輩ゲー…も間違いではないんだけども
「物事は三角関数だよ」と言いながら相反する黒魔術を信仰する先輩と大学時代にラテン語を学んでいた母親、うーん?みたいな繋がりでしたが

言うてそれがクソみたいに苦手な人間も人類にはおるんや先輩…自分のことなんだけどな…
そして加速していく物語、まあ大体が夢人とその周辺の人間の問題にフォーカスしていって最終的にラプラと契約を終了させることになります
団地で何があったのか・翠先輩や緑を忘れている理由・頻繁に出てくる「貧血」の描写
何気ない会話の理由が答えに繋がっていくのは非常に爽快感ありますし、面白かったですね
ループゲーですし時間軸を好き勝手戻って契約を続行させたり探求者であるラプラとの契約もあって、もっとあっさり夢人の人生を終わらせるものとばかり考えていたので最後のオチは個人的に意外と思ったところ
自分の人生に色がない、退屈な人生だと言っていたにも関わらず上書きせずに自分が選んできた物語として認めるのもとても良いと思います
物語の帰結は非常に良かったですし、これからの翠先輩との関係も含めてですがファンディスク欲しいな~~と
CG・Hシーン

CGスチルはPurple安定の克先生、Hシーンもさかき傘先生
二人から導き出されるのは陥没巨乳先輩と尻穴ですね、言うまでもなく
とにかく淫靡なシーンはねちっこくねちっこくと言った感じですし、あへ顔までは行かずとも舌出しトロ顔になる先輩めっちゃえっろぉ…と言ったところ
落ち着いた声の柳ひとみの吐息のえちちちちなこと、印象が「ハミダシクリエイティブ」なんでアニメ声でおにぃ♡してる印象が強くてですね…

正直このキスのシーンがむっちゃエロかったと思います、まぁじでもうとろんとろんですねはい
キスのエトセトラを授業開始の鐘が鳴っても二人きりの世界でずーっと続けてるわけです、ほんと下手なエロシーンやシチュエーションよりもえっちぃと思うわけですが皆様どう感じられるでしょうか
啄むようなキスからじゃあ…とお互いどんどん加速してくのがホントまじで好き
正直ラプラとの情事シーン削っても良かったのでループで知識の無い先輩とひたすらねっちりキスを交わすようなシチュエーション特化でも個人的にはアりだと思うぐらい
「purpleSoftware」のタイトルなのでNTRとかそういうのは無いので安心です、強面の彼に怯えてましたが
システム

強いて言うならばゆずやAsaproと同じ「吉里吉里/Z」ベースなのにもかかわらず選択肢ジャンプ・選択肢バックは使いづらかった
ゆずソフトほどUI完璧にしろとは言いにくいのでせめてAsaProjectレベルぐらいにはして欲しかった、
9月に出てるゲーム今のところ全部吉里吉里ベースで作られてるのでぶっちゃけ快適とは言い難い感じでは有りましたね…

Purpleと言えばこの可変式のシステム(CMVS Engine)がかなり印象的に作られてましたが流石にもう使われなくなっちゃうんでしょうかね?
ネタとしてはかなり使い古されている手法ですが上質なゲームだと思います、ネタバレ見ずにプレイだ!
