総評
いつものゆずソフト頂戴、と言ったらいつものコーヒーセットが出てきた気分
コーヒーセットの中身はまあ焼き過ぎではなく生でもないトーストと無糖コーヒーと硬めのゆで卵
不味くはない、不味くはないけどこれが欲しいわけではないよ?と
でも間違いなくゆずだよなあという(相変わらずどっかでみた展開)とイチャラブ度も少なくてまあゆずソフトだなあという感想で
設定はとてもおもしろい部類だと思うのに話の展開もドラクリとかリドジョの焼き直しみたいな感じもしたしエロがないという事でイチャラブもめちゃくちゃ控えめ
コンパクトであると同時にゆずの良さをガクンと捨ててる感じ
かといって近年のゆずは共通ルートが度を越してクドく長く個別ルートのオチだいたい予想がつくというシナリオ(保住圭とか籐太とか瀬尾順あたりの外部ライター勢除く)
悪いループ入ってたけどまさにそのとおりで…RJはなんだかんだ茉優先輩だとかななみだとかまあ浮いてるわって部分もあったけど必要最低限のいちゃいちゃらぶらぶ感はあったし…
結局、綾地寧々というメインヒロインを引き立てるサブヒロインのちゃろー☆とか紬とか戸隠先輩だとかが居たからサノバも面白かったのかなーって
評価していたのは個別シナリオの完成度の高さ
しかし一本道のシナリオ故に個別シナリオが存在しない
んまぁシナリオで攻めたい気持ちはわからなくはないけどゆずソフトで求められてるものの違いというか
ユーザーとの解釈違いを見せつけられた感じ
一本道なら「ゆれあか」ぐらい濃くてもいい…あっちはまあフルプライスってところはあるけどさ
シナリオ
Brain-machine Interfaceという脳と機械をつなぐ技術がありましてよ、それから生まれた主人公が生まれた会社から逃げて歌舞伎町みたいな街で事件が起きる
DRCU-RIOTから変わらないガバガバ警察とどうみてもこいつ犯人だろうなあって当たりがつくうっすーいシナリオ
ボイス飛ばしつつ3時間ぐらい
結局、リノもツバサも可愛いんですけどイチャラブ度少なくあっさり主人公に惚れてあっさり物事が解決したので正直「エロのないゆずソフト」がマジで適切というかマジでそれ
全クリ後のafter stroyでリノとツバサと個別シナリオが舞い込んでくるわけですけどそこでやーっとリノ&ツバサ可愛さが見えてくる…ぐらい
ツバサが抜けてましたけどリノafterの押せ押せリノは可愛かった
というかafterやるまでその子の可愛さが出てこないのってゆずの脳死ゲーにとっては相性最悪なのでは?
いやまあ一本道だけども
しかしめっちゃコンパクト
個人的に
似たようなネタ(アブラマシマシラーメン)とかスイーツたべてきらーんする女の子とか内情知ってる謎の女性とか
まあそれだけなら良いんだけどそれを犯人とか確信にしちゃうからプロット大体同じ…というかやっぱりどっかで見た感じ(過去のゆずソフトの)だよな?って
これフルプライスで二人分シナリオついてたらまあいつものゆずソフト(全年齢)だけどやりたいことはわかるかな?ってなるかなーと思う反面、いやいやいろいろ足りなすぎるという印象を感じていやいやフルプライスで長々BMIの話されてもなー…って印象
とりあえずゆずソフトは脳内空にしてプレイできるのが褒め言葉なので別に濃ゆいシナリオ求めてるわけでもないけれどなんで全年齢でこれ出したかなーって問題
ぶっちゃけ濃ゆいSFやりたかったらSOURでやらなくても実験として「ゆずソフト」本家でやれば?という勘定も浮かぶしもっと無難なやつ出してくれたほうがよかったぁ、という
まぁ思ったのはゆずのメインライターは「読ませるシナリオ」書けるタイプじゃないんだなと、平坦すぎて辛いんだよね毎度
いつもはまあヒロインが複数いるのもあってワイワイガヤガヤってノリで進んでくので読むのにも苦痛感感じない…まあ分量無理に多くしようとしてるのが最近見え隠れしててなんとも言えずと思うのだけどまあそれなりに読めるわけですが
今回はヒロイン2人の入れ替わりなので結局二人のやり取りがはっきり見て取れるわけじゃなく(それが結局最後の感動させようぽーずにつながるんだと思うんだが)強いて言えばマスターとか警察の二人とか+ヒロインとしか喋らん訳です
まあ…退屈すね
それとiOS展開する気まんまんなのでCGはチラリすらもない徹底ぶり
CG枚数も枚数しか無いなのでOPでCGバレしないように3Dモデル使っては居るけれど質はとても低い
むりこぶの絵は当然だけども可愛いのは良いけどミドルプライスということも有ってCG量が多いわけでも無い
まぁこのゲームで露出してもなんだかなって気持ちもあるのでなんとも言えずというのも強いけども、ゆずソフトと言えばこぶいち/むりりんのイラストでしょって感想にもなるからある程度はCG欲しかったなあ
因みに羽純りお氏も参加しているようだけどもゆず塗り(ゆず塗りと言って良いのだろうか)で正直浮きは無かった、それは明確な強み(Navelだと西又・鈴平コンビの塗りに負けてた印象)
結局、むりこぶ(こもわた)の絵のアドさという強みを相変わらず持ってはいるものの外部ライター入れてなんとか保ってたシナリオの安定感が無くなって弱みがカチンと出てしまったというか
ミドルと言いながらももうちょい主人公の描写だとかそういうの無いとほーんで終わってしまうという
最低でもやっぱ必要最低限の引き出し無いと厳しいというか少なくとも過去作で見たご都合主義っぽさを相変わらず使ってたら駄目っしょってところ、外部ライター入れてヤマタニ作ってた感じに思える
それと過剰すぎるシステム環境設定、喫茶ステラだとそこまで…という印象は無かったのにも関わらずいやもう簡易設定とテキスト・サウンド設定だけで(いいじゃん)と思う程度にぐちゃぐちゃのシステム、過剰搭載すりゃいいってレベルじゃない、クドいシステム画面
いや普通に同じWAMの吉里吉里使ってるHulloteとかCUFFS系統の方が見やすいし使いやすいのにアレコレ搭載してごっちゃごちゃなの非常に見づらかった上、似たような簡易設定ついてるクロックアップの方が見やすい(システムはWAMじゃないが)とはこれ如何に
これで2500円(DLSITEのポイントで買ったので実質0円なんですけど)は割りかし高くねーかと思ったり、1人2役演じてる東山奈央代かなと思ったりと…
ぶっちゃけOPのワクワク感はドラクリとかRJの方が上、アニメも可愛いので
というかシナリオ関係はサノバウィッチ越えられないのはちょいヤバいと思う、あれもキャラの可愛さで推し通した部分は有ると思うんだけども
エロゲの衰退からするとゆずソフトはかなりライトなユーザー受けしてるし、且つ全年齢対象を視野に入れていくのは良いと思うけれども力の入れどころを間違えてminoriしかりfengしかりLoseしかり勢いガクンと落とされるされるのが一番怖い
良くも悪くもいちゃいちゃらぶらぶ、頭空っぽにして読める強みを自分から切り離してシナリオ一本勝負したのは無理だったんじゃないかなー
という感想
後まあ個人的にだけども東山奈央使うより種崎敦美使ったほうが良かったのでは?キャッチーさとかは当然東山奈央の方が上だとは思うしは演じ分けが下手というわけではないけどやっぱk…種崎敦美のチカラって偉大だよなあと思うわけである
まあ後はこれがどれぐらいキッズ受けするか、という問題か(個人的に一人ライターは買わないようにしようと思った)
…これで今年のゆずソフト終わりじゃないよね?(天神乱漫他の移植含めて)
そういえば意気揚々と全年齢目指して死んだあっぷりけとか見ると不安しか無いんですけども
2,500円