総評
未練を叶えるため人知れず営業している小さな温泉宿「ゆき」でのほんわかあったかちょっと涙の純愛ストーリー
基本的にどのルートも泣けます
シナリオ
1~5章までが導入で5~14章までが個別ルート
内容もとてもさくさくしてて読みやすい、特に個別ルートはどのルートもいい感じ
基本は「未練」を抱えているお客様へのアプローチですが温泉宿のスタッフの未練・思いを解決していくってところなんですが話の主題はどんなときでも前を向いて行こうというのがテーマなのではないかな、と
キャラクター関係はほんとに良かったなぁ…
トキさん…女将さんがめっちゃいいキャラしてるんです、センちゃんもいいキャラしてるしまことさんもいいキャラしてる
個別は「ネコ」と「美音子」、ビビリやでおとなしい板前見習い「小羽」と板前長の「まこと」、「咲奈」の過去・未来、女将トキの思い(一応あります)、傘の思い
特に傘ルートの出来は最高と思えるぐらいTrueだったし
春斗逝きは素晴らしいタイトルの付け方で
涙が止まらなかった…
「ひとひらの、だいすきを」は傘が春斗へ贈る思いの詩っすね…
そして個別でのネコ・まことさん・板前になった小羽・若女将になった咲奈とすべてのルートの内容を回収していて余韻がとても良かった…
CG・Hシーン
結構がっつりエロはエロエロしてます
コスプレ温泉宿ってこともあるのでコスプレもあるけれど普通のラブラブえっちも普通にあります
CGはどれも良いなあ…傘の笑顔とかネコ、小羽の別れ、咲奈と春斗の出来なかったキスシーンとか死のうと思っていた咲奈の抵抗とかどれも力入ってました
システム
システムはよく使われてる吉里吉里/Wamsoftですね
SAVEとLOADボタンなんですがLOAD/SAVEって並んでるんでセーブ位置面倒くさいな!みたいな感情はちょっとだけ
ド安定
音楽
すごく良いです
ボーカルエンディング曲がかかるわけではなくしっとりとしたピアノソロ
傘(Ture)の桜舞う中での「ひとひらの、だいすきを」は泣くしか無いでしょ…