総評
工画堂スタジオの名作
超好き
延々と雨が降る謎の街ピオーヴァ
魔装楽器フォルテールを操れるクリスくんの卒業発表のパートナーを探しながら恋をしていく話、でも故郷には思いを通わせている女の子も居て
ただの三角関係ラブコメだと思わせてからのドキツイシナリオ大好きです
世間では鬱ゲー判定されてますけどガッツリ鬱ですね
1周目は昔やってて世界の秘密も知ってる状態でスタート、2周目だと見えていなかったものが見えて新しい
新要素
HD版になって画質リメイク
しろ先生のスチル新装
Windows10対応、というところですかね
新普及版のショートストーリー入れてほしかった
noteで買いますけど
ファルシータ・フォーセット
【邪悪ヒロイン】と言われめっちゃ好きな人から愛されてる病み娘
初見だと彼女の重さは気づかないだろうけども2週目だと信頼を築きつつ逃げられないようにして裏付け取れる行動をとっててある意味2週目だからこそ輝いてるヒロインな気がする
出会いの傘とかね、あれは何も知らないでいると正直恐怖でしかないよね
アーシノですら頭を抱えるのんですが
Falsita fossette（偽りのえくぼ）というだけ有って1週目では感じなかった邪悪さが面白かった、ファル様の裏の心を読むにはやっぱ世界を知ってからじゃないと納得できないですし（自分の昔の感想があまちゃんで笑える)
今日はどうだった？
多分これってクリスの精神的な部分のことを聞いてるんですよね
完璧な元生徒会長という事（と植物状態のアルの情報を手に入れてるんだろうな）もあってトルタは手を出せない、フォーニ（アル）ですらあんまりいい顔をしない
25日のエピソードが印象にすっげぇ残る、トルタは当然神を信じているけどファル様は（酷い現実を見ているからこそ）明言しないけどそんなものはあまり興味を示さない
音楽祭で完璧な音楽を聞いて現実を知り音楽で食べていくために余計自分を追い込みながらクリスにちょいちょい追い込みをかけてるのがまさにファル様
新年に届くアル（トルタ）からの
こうしてほしい、とかどうしてほしい、とかは無いけれど
あなたが知っている私でいるかどうかが少し、不安なんです
恋に浮かれてPiavoゲージがほぼ0なところからアル（トルタ）の別れの手紙で一気にPiavoが増えたところとか
トルタとしてはもう「嘘」が数カ月後にわかってしまうからの逃げなんでしょうけど
魔装楽器フォルテールの使い方とかね…多分半信半疑だったファル様が裏付けとったりとか
クリスさん…今幸せ？
…多分
そう…
真似したり代用したりできる音ではないことを知ってるので当然恋心を捨てて完璧な音を生み出すための道具に仕立て上げるファル様と利用関係にありつつも親友であったアーシノ見ていてネタバレを知ってるからこそすっげえ面白かった、ただの修羅場じゃないのだと
それ以上にPiavoゲージが真っ黒になるんですが精神が狂ってしまってる処も見えて面白い
グラーヴェのことは好きじゃないの知ってましたけどー！リセがいじめられてる原因だと知ってましたけどー！リセは関係ないだろ！！（推しだから重い）
で当然ファルについていくということで街に戻る列車から青空を見る（＝フォーニの手紙のことも考えるとアリエッタが死んだ）
そこからのアリエッタに会いに行こう、でないと先に進めないというファル様は本心として現実を見よと言っているのかもっと高みを目指した音を望んでいるのかなかなか…なかなか…
「メロディー」から考えても愛してるけど（私の）夢の為にとしか聞こえないのがまた、恋はアーシノのことなんだろうなあと
まあ彼女の生まれからしてアーシノ及びチェザリーニ親子が気に入らないのはよくよくよく分かる
ただし絶望の淵から生まれる演奏をしてくれる限りすべてを愛してくれるヒロインではいるなと、ただ絶望の淵から立ち上がったときはアーシノしかり捨てられる命運が見えてる気もする
トルティニタ・フィーネ
音楽用語"al fine"と"torti"（過ち）ないし"torta"（ねじ曲がった）＋ "trinita"（三つ揃いのもの）という意味らしいですがはてさて
のっけからクライマックスの塊みたいな子、三角関係の中心でもあるし立場的な意味でも
もっと早くから私のことを選んでくれればよかったのに
なんていう訳です、トルタにとってはアルの手紙（＝執筆トルタ）から選ばれたと思っていたわけですし、昔から自分が選ばれていなかったなら殊更
トルティニタからフォーニの観測はできてなさそうなんですよね、気づいてても無視してるのか
まあ観測してたとしてもフォーニがアリエッタだと思うはずもなく、まあ虫？程度には思ってるようで
ニンナおばあちゃんの話でフォーニが付いてく、っていうのはなるほどなあと
突然やってきたアル（トルタ）が泣く理由とかも切なすぎる
アルには思い出があるけどトルタにはない
アルには音楽の才能がないけどトルタにはあった
3人が3人でいられなくなった、クリスのために
クリスからするとトルタは強い子って思ってるけどそうではないし、逆にトルタが描いてる（手紙の文面を見ると）アルは（音楽の才能以外）なんでも溢れてる姉さんって思ってるのがそもそもの違いなんですよね、トルタは強がってるだけで本心は弱くてアリエッタは実は強い子で
卒業後の進路を考えると一番トルタ√が自然だと思うんですけど絶対トルタ潰れるよな、って気持ちにもなる
いつかはわかるから わかるから
悲しいことにトルタルートって上っ面三角関係なんだけど世界の謎がわかってるわけじゃないのルートなので印象が薄いんですよね、リセとファル様が強烈すぎるっていうのもあるんですけど
トルタ表ルートはまあしょうがない
髪の毛解いたトルタの大雨はフォーニ消えた＝アリエッタが死んだだろうね…
al fine
こちらがアル心情ルートというか、世界の謎ルートというか
とにかくここまでやらないとなんでファル様が邪悪と言われてるのかだとかあの傘のシーンが何故…って言うのわからないの良いよね
ここまで根回し根回ししていたトルタにとってファル様の「音楽性に惹かれたから」はまじやべえなあって感じにしかならんですね、というかファル様エンド後のクリスは音楽性だけ引き取られて廃人化しそうなんだよな
アル表ルートだとフォーニが見えてる見えてないって感じはしたんですけど、歌だけは共通理解できるみたいでそれも切ない
認めろ、醜い自分のことを－
そして手に入れればいい
最愛の人を最悪な方法で
S=Rで一番有名なフレーズだと思います、割とどのヒロインにも通用するような気もするんだけど
髪の毛を結うか結わないかでトルタ・Trueと分かれるんですけど今考えるとTrueだとご都合的な部分が若干あるのでぶっちゃけるとトルタTrueエンドで記憶を取り戻したクリスがアルに会いに行ったけども…ほうがそれっぽく見える気がします、残酷だけど
2人のヒロインと違って1/20の演奏会で話が終わるわけではなくて演奏会が終わったからこそ物語がはじまるというか
うっすら書かれてますけどね、ファル様もリセも
fineというだけあってアルがフィーネしちゃうんですけど…
最後前向きにレクイエム弾いてたのは良かったな
da capo
まあここまでくると「音楽の妖精」ってなによ、とアルは救えないのかってなるのでその解決、でしょう
フォーニとのイチャイチャをしながら、過去を思い出だしてることが条件
パートナー無しの卒業演奏会なんて認められるはずもないのに認めてもらえて卒業もできた
いつもあなたからの手紙を読んでいたわ、あなたの奏でるフォルテールの音色を聞きながら
おかえりなさい
ありきたりなハッピーエンドと言われてもやっぱりフォーニ（アル）が良い…
アルの音程外してるところとかすごい愛おしいですね、流れとしてはトルタが正しいENDなんだろうけどやっぱりこっちのほうが好きである（当然）
 シンフォニック = レイン4,481円 |
 |
