紅蓮に染まる銀のロザリオ レビュー


総評

個人的に懐かしの一作です、といっても数年前にプレイしたし、話はとてもチープなものだし、数年で20年もののビンテージゲームになりえるので世間的評価はまぁ当時から低かったですけども自分は好きですね
まあブイブイ言わせていたCircusとF&Cの共同開発ならそれ相応に期待するおたくも多かったんだろうなというところもあるし、業界がある程度元気だったからこそこういう開発が出来たんだろうなと思える一作でもあります
フルプライスでこれ出されたらまあ地雷って言うだろうなと
多分今だと共同開発且つこういう攻めたゲームは出来ないだろうなー
荒削り感は否めないんですけどまあ嫌いになれないところがある迷作?ゲーム

シナリオ

鬼六と有坂・ウェーバー・メアリー(安玖深音)のW主人公探偵もの…と見せかけて二人の視点から学園の謎を追っていく話なんですが最後はメアリーの出生に絡むストーリーになっていてバリバリのミステリーとかそういうのを期待すると肩透かしを受ける作品
メアリーもツンデレ、鬼六もツンデレ、ツンデレ同士のファンタジーというか
ラブコメではあるんですけど、問題となるのは鬼六×メアリーのいちゃらぶシーンがBADエンドにしかないところとか、いつからの記憶を継げる吸血鬼達が蔓延ってしまったのかとかそういったところもぶん投げてるところですね
システムもHシーン回想が無かったり当時レベルとしても足りに部分が多くてそりゃまあ(評価は)そうなるよなぁと言うレベルの出来ではありますけど
ミステリーを期待したユーザー的にはラストの超展開はなにこれ、ってなるしHシーンやらCGやらに期待した人たちもなにこれってなるレベルではあるんでまぁ判断は難しい
同時視点進行とはいえ、メアリーのHシーンはパートボイスだし(せっかくの安玖深音なんだから)成り行き任せの鬼六とヒロイン達のHも勿体ないなーみたいな気分になる
個人的なMAXは天野さゆみが秘密倶楽部で偽メアリーとしてゆりんゆりんしてたあたりですかね
そこからはもうなんか流れが読めてしまったのが残念でもある、そこまでは普通に面白く感じていたのは自分だけか
それか過去にやってるバフがかかってたか
後はかなえの方を無理やり…して異様に大人しくなるツインテ双子の青山ゆかりとレズレズしてる風音様、下ネタ全壊ハッカー(笑)の草柳順子
00年代世代じゃないと体験できない声優陣はいいっすね…
かゆら絵と声優の力技で押し通した感じは強いかなーと
後、スイーツたんけんたい(YURIA)のRosy
シューティングモードはなんのためにあったのだと思うんですけど過去の自分はAlquadeなんぞに頼らずクリアしたんで老いを感じたところもある
まぁ結局思い出バフが強くて面白かった部分が大半だと思います、普通の人には勧めない

CG・Hシーン

鬼六は半分ぐらい無理やり
メアリーは9割レズ
まぁこれが問題だろうなあ…かゆらゆかの絵は当時としてもまあそこそこクオリティが高く個人的に好きでした
今見るとまあそんなにクオリティがめちゃくちゃ高いってわけじゃないんですけど


メアリーの勢いは好き
それとちょいグロ?のDMMでの購入したんでカニバっぽい描写とか血だらけのCGはモザイクだらけでしたね…

ネタバレ

グロに関しても業界的に日和ってるやついるぅ!?ってかんじですね


メアリーも絶対これ無理やりされてっだろ…ってシーンも一応処女貫き通しますし
こう…配慮は感じるんだけど妙に日和ってて下級生2のたまきとかブランドカラーを守りつつ辱要素を微妙に出してるあたりがなーんか鼻につく感じはしたかなあ…
多分CD-R版こんな規制かかってなかったと思うんだけどもう記憶の森に迷い込んでいる