
総評
「サクラノ詩」の続編「サクラノ刻」です
「サクラノ詩」があまりにも面白すぎた…刺さりすぎたと言っていいでしょうその続編だからというのも有りましたが同時に恐怖心もありました
あの面白さを継げるのか否か、大人というものは偏屈になっていくものだと否が応でも理解しています
特に「素晴らしき日々」が発売当初カルト的な存在だったにも関わらずジャンルからして全員のオタクが万人受けするわけでないコアな作品だったからこそ局所的、且つカルト的な作品に仕上がっていたアレが刺さりすぎたからですね
アレ以上の物語が生み出されるのか?逆に自分が受け入れられない立場になってしまったら?その2つの気持ちが強くて「サクラノ~」シリーズが出来ていなかったのもまた事実ですが、あの終わり方でどう「刻」が刻まれていくのか読まずには居られない
箸休めをするゲームも間に挟みましたがやはり「草薙直哉」がどうこれから時を刻んでいくのか
気になって仕方がないという部分です
特に恩田寧vs本間心鈴や中村圭が夏目圭になるまでの時間軸、ほぼ本編軸で親戚関係の狂言役だった鳥谷真琴が本当の青春の後片付けを出来た部分、
伯奇であった雫が稟と思いを込めて飲み込んでしまった夢と決意
諸々含めて素晴らしい出来でした、詩が草薙健一郎のへの物語であったなら「刻」は夏目圭への弔いとヒロインたちの幸福な王子を再度羽ばたかせるための土俵でありました
心意気だ、と
ただこんな作品でちゃったらそりゃーアワード総なめしますわ…みたいな気分にもなり、はやく響出すんだよォ!って気分になりました
偏屈な大人にこそやってほしい作品だと思います
ただ単なる美少女ゲーム・ノベルゲームではないのでルートとしては結局心鈴くんと真琴しかないというのも評価が別れるポイントではないかなと思いました
稟や雫、里奈が好きな人からするとだーいぶ希望が折れる支柱が高いです
シナリオ
弓張学園教師になった元天才画家の草薙直哉
あの刻で止まってしまいつまらない人生を送る日々だったが弓張学園の美術部を復活させることに
そして止まってしまっている「時」は動き出すことが出来るのか
全ヒロインシナリオ
第I章:La gazza ladra『泥棒カササギ』

話は数年前に遡り、旧姓中村紗季こと鳥谷紗季が弓張学園のクーデターを起こす前後のお話
鳥谷紗季の姪っ子で鳥谷真琴の叔母である鳥谷静流と中村麗華は親友であった
しかしそんな中、中村麗華が先導して夏目藍をいじめている現場を発見してしまう
見逃せなかった静流は藍を守ろうとしたものの、藍は自身の合気道で取り巻きの男たちをなぎ倒す衝撃の場面を見て以来藍と仲良くなる静流
だがそれが気に食わない麗華は藍を徹底的にいじめ抜こうとするが、校長で有りクーデター首謀者の紗季が中村一族を追い出すことに成功し麗華はそちらでも痛い目を見ることになる
しかし麗華との仲も忘れられない紗季は麗華に用意するよう言われた「三億円」の品を作り出すことを考えモネの「カササギ」をインスピレーションとし「雪景鵲図花瓶」を制作する
麗華に対して一芝居を打つと同時に作品を見せるとあの麗華にして本物と見間違える程本物と認められた作品でもあるが、同時に静流は罪悪感を覚え草薙健一郎のもとにたどり着く
といった大まかな話
はじめは仲直りするための作品であった「雪景鵲図花瓶」が麗華の目をしても贋作だと思われない部分とその作品を手に入れるまでの一芝居に関してはあまりにも破綻のない物語でそりゃ信じてしまうわと思うぐらい丁寧に作られていました
しかしながらその贋作を信じてしまう麗華を見て作ってしまった罪悪感に襲われる静流とその贋作を褒める健一郎
前作で「オランピア」の贋作を作って鈴菜と藍を救った彼だからこそ「雪景鵲図花瓶」の評価をするし芸術なんかペテン師のやることさねって言うのも非常に納得でしか無かったですね
贋作から生まれた幸せと贋作が生んだ不幸の2つの話でしたがそれがまた良いと言うか
一部だけでも体験版で遊ぶことができるのでプレイして欲しいですね、キャラクター同士の家系図はわかりにくいですがそれ以外の温かさは味わうことが出来るのでオススメ
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第II章 Картинки с выставки『展覧会の絵』
所変わって視点は直哉、話としては「VI章:櫻の森の下を歩む」の続きと言った所
藍と一緒に夏目の家であの時の用に共同性活始める反面、やはり直哉の時間は圭が死んでしまった「刻」に捕らわれ続けている
そんな中、初恋は一生なんだと語る藍、そして大好きな人と大好きな姉さまの子と一緒に暮らせる物語を語り、少しづつ前を向き出す直哉
新学期となり氷川ルリヲと河内野鈴菜が新入生として入学してきた
咲崎桜子、栗山奈津子と言った面々は直哉を巻き込み弓張学園の美術部を復活させようと行動し始める
そして足りなかった一人、恩田寧や友人の柊ノノ未が加入し美術部としてまた活動を始める
弓張学園美術部の伝統であったムーア展に立ち向かって「宮崎寧」と「ア・ロウアワーキウイ」であるルリヲ、そして美術オタクであるノノ未も集まってきて…
再興するにあたって桜子に大切な話をはじめる

明石亘と一緒に「櫻の足跡」を作ったのはこれが複線かぁと思うぐらいあの頃の後継者が集まってワイワイ出来るのは本当に良いですね、
結局のところストーリー上「VI章:櫻の森の下を歩む」で直哉の刻も止まっていましたし辛気臭い顔ばかりしていた草薙直哉がまた再生していくというキッカケという意味でも非常に弓張学園美術部再興は胸に来ますし、直哉の周りに魅力的な女性が集まるのもまた事実
健一郎にしろ直哉にしろ美しい白鳥のように見た目は綺麗でも必死に藻掻きあがき続けて人のために美術を続けているというのがまた泥臭いわけですからそりゃみんな好きになる
桜子くんに直哉と圭の過去の話を語り始めるのも良かったです、

だからこそのムーア賞受賞作品展で教え子たちと圭の遺作でありエラン・オタリの賞を貰った「向日葵」を見て皆で手をつなぐシーンが非常に良かった
止まっていた直哉の「刻」が二重の意味で動き出したなという意味でもⅡ章でヘタれていない直哉を見ることが出来るとも思ってませんでしたしかなり前向きに時が進んできているなという感覚が輪をかけてよかったです
Ⅲ章: Der Dichter spricht『詩人は語る』(本間心鈴)
ある日ツーリングをしていた直哉は一人の女の子、本間心鈴と出会う
本間心鈴は聖ルーアン学園に在籍している少女、それは仮の姿であった
実際はあの中村麗華の娘で鉄道王である本間礼次郎の愛娘であり、最も因縁深い相手でもあった
部活の顧問としてFirst絵画展に出展するための指導をしている際、恩田寧が御桜稟に近い色彩感覚を持つことに気づき「三色型色覚」と「四色型色覚」を持つ瞳で村田清彦を師に持ち活動していたことや寧があの宮崎放哉の弟子で宮崎破戒の孫娘であること、圭が一時期籍をおいていた宮崎絵画学校に因縁があることを知る
その生まれを知っている寧は母以上に強く本間心鈴を恨んでいた
さらに寧は血縁関係上祖父である破戒に認知をしてもらえず兄も通っていた宮崎絵画学校に入学できなかったのか、雅号を受け継ぐことが出来なかったのか丁寧に描かれます
そして心鈴を恨んでいる最大の理由は兄である圭は心鈴を守ってしまったために命を落としたという話、直哉はどれ1つも知らなかったわけですがやっと中村・鳥谷・本間の因縁を理解しはじめる
そこで放哉が提案したのは現状破戒の弟子である心鈴と絵画の戦いをすること、寧が勝てば兄のように宮崎絵画学校に通うことを許す
しかし敗北した場合は直哉を含めすべての負債を背負ってもらうという戦い
「ここにある画材すべて」すべてを使って寧は心鈴と戦いを始めるのですが礼次郎に似た恐ろしい瞳を持つ心鈴には何一つ勝つことが出来ず寧は負けを認め、提案された話を受け入れることに
凡作と言われた寧は憎き存在である心鈴を師とし、絵画を学ぶこと
屈辱的な行動であったものの、その心鈴の行動は確かに寧を思ってこその行動であり、以前とは見違えるような絵画を描くことが出来るようになった寧
そこで恩田も鳥谷も中村も関係なく少女たちの和解が終わったのであった(共通)

迷子であった心鈴を見つけてくれたのは直哉でまた心鈴も直哉に救われ、直哉と共に生きていくことを望む心鈴
そのひたむきな姿に惹かれあい心鈴と距離を近づけていくがやはり問題となるのは離婚しているとは言え心鈴の母親である麗華
学生の頃と何一つ変わらない身体も相まって子どもを生んだとも思えない気性の荒さを見せつけられる
その中で提案されたのが兄であり幼い恩田寧の足を傷つけた原因である心左夫を引きこもりから治すこと
今度は絵画以外のイラストを描くようになった直哉は藍と一緒に心左夫の問題も解決した時、心鈴との関係をようやく認めてもらえるようになる
直哉は天才画家では無いけれど絵の師としては一流だと
ただし、雅号「宮崎」を棄てることを条件とし「草薙」の雅号を貰った迷子の少女は直哉の元で幸せに暮らす日々になった

それまで募っていた心鈴くんへのカタルシスの代弁者と言うか夏目圭のすべてを掛けていたのが心鈴の存在でもあったのでプレイヤーのシンクロ率は多分直哉よりも凡人と言われていた初期の寧でしょう
しかし、その寧も心鈴という師を持つことによって自分の時間や人生、血を賭けての1枚の絵を完成させることでようやく天才画家と戦えるハードルに持ち込まれたというのもポイントが高いです
様々な血縁関係の因縁もここでやっと解決…出来てるんだよね?感も強かった
絵画学校での戦いは前作のスイと直哉の戦いを思い出す部分もありますし、心鈴くんの恋の落ち方も非常に良かった
心鈴を選ぶなら応援するよと身を引く藍の姿もやっぱり好きですね
強いて言うなら兄の心左夫との話は蛇足だったかなと

せっかく盛り上がって盛り上がってさあ!というところから一気にこう…はい…わかりますか?
美術エンタメで盛り上がっていたのにもなんか妙な生々しさを出されて非常にこればっかりは萎えましたね
まるっとカタルシスが解決した後だったから割と尚の事うーんって言う部分
熱い展開が続いてからの変にオタクを語らせたくなった部分を嫌というほど見せられてちょっとね
ただまあ全体的に心鈴くん可愛かったですし、やっと長い長いあの一族の物語が終わったかと言う気分になりました、最終的に寧との友情も含めて救われてますし
ここまで来て稟と雫が出てない?マジです…
第III章 - II kibou『幾望と既望』(鳥谷真琴)

ジャーナリストとなった鳥谷真琴と一緒に碧緋を探し、青春の後片付けをする
その上で中村麗華と鳥谷静流の仲直りをさせると言う読みやすいルートでしたね
多分1章は浅生詠先生が書かれているのだなと思いました
メインルート並びに1章だと中村麗華は本当に贋作とそうでない作品を見極める目があるのだろうか?と言うのが大半の疑問を感じていたポイントでしょうし、
ここにきて「雪景鵲図花瓶」を中村麗華がどうしてそこまでして欲しがっていたのかと言うのが語られていました
生きたくもない学部に通わされ転落人生みたいな感じで半ば語られていたので「雪景鵲図花瓶」自体が贋作なのは知っていて中村家の力を借りてアレが本物だと発表するつもりで居た、鳥谷静流を素晴らしい陶芸家として世界に発表する予定だったと薄っぺらい気持ちではなく実行する気であった部分をしっかり言ってくれたのが非常に不器用な人間だよなあこいつ…みたいな感情にさせられました
そうじゃなかったら成分解析や使われている釉薬、文献なんか読むわけが無いので中村麗華も"本物”が分かる人物だったと言っていいでしょう
そして真琴の輝かしい日々が懐かしいけれどもうそうも言っていられないという大人になったからこその渋みというか重みをしっかり感じる人間性になってるのも良きです

でも勇敢でない芸術家は嫌いだ、勇敢でない批評家は嫌いだ
と言い張る心鈴くんは心鈴くんルートか?と思うぐらい強くてかっこいい存在
最後の最後で真琴と別れる時に遅くなったけども指輪を送る直哉もそれを貰って涙する真琴もたまらなかった
遅くなってしまった青春模様の後片付けになるけども、だってそりゃそうなるよね?って言う…
第Ⅲ章『Night on Bald Mountain』

1番盛り上がる恩田寧と本間心鈴との戦いが終わり敗北したところで現れた章一に藍が拳銃突きつけられてというところで終幕
あまりにも趣味が悪いと言うかモデスト・ムソルグスキーかけてEDはあまりにも人の心がなさすぎる…って感じには終わりますね
だって枕じゃん!ケロQじゃん!「すば日々」のざくろみたいにするんだろ!キラッ★させてその後お札数えるざくろみたいにするんだろ!って…
藍ちゃんにそれはやめてくれ…高島ざくろはしょうがないので…
BAD

ハングリー精神を無くした直哉は心鈴と寧との対決の場を設けず立ち去る
面白味のなくなった人生だと屋上でタバコ蒸すのですがそれはそれでなんか情熱があった頃の直哉と酸いも甘いも噛み分ける直哉になったなと言う意味のエンドとしては有りでした
元々はハングリー精神溢れる天才画家の息子で新進気鋭の作家として光を浴びた神童がとある理由によって閉じてしまう…というのはそりゃ皆惚れますわ
弓張学園の夢女子がこぞって集まって直哉×慰める私で小説書きそうですね
第Ⅳ章:Mon panache!

視点は夏目圭、中村屋敷に閉じ込められていた頃とまだ真琴といっしょに暮らしていた頃の記憶から遡ります
中村屋敷に閉じ込められていて血肉を絵画に向き合っていた圭から見る圧倒的な直哉という存在
サクラノ刻のOPで散々「幸福な王子」って言われていたのは直哉であり圭だったんだなぁというのは面白かったですし、孤独に世界の迷子であった圭が中村から恩田になり最後に夏目となっていく経緯もうまく書けていたと思いますし最後の最後で「二本の向日葵」は直哉に対しての作品でも合って直哉の「蝶を夢む」を実は圭がムーア展の前に見ていたというのもエモいポイントでありました
言葉にはならないのですが盛り上がりポイントとしてはココが最骨頂に言いたいところなんじゃないかと言うのもまた事実
麗華がやっぱり美を愛している存在で悪役になりきれてないのもポイントは高かったかな
言いたいこととしては「幸福に生きよ!」って感じですね
心鈴くんが美を見つけ出すのもこのエピソードなので美術だけでなく生き方としての夏目圭という師匠とその師で受け継がれていく健一郎の思想というか考えが非常に尊いと言うか
言葉にならなかったですね
第V章:『D'où venons-nous? Que sommes-nous? Où allons-nous?』
結局のところ「櫻櫻七相図」が健一郎作では無く直哉作ということが章一にバレ、世界的芸術家になれと「刻」が動き出すと言っても過言ではない章
ただただ退屈で偏屈な日々を送っていた直哉がここにきてやっと目覚めたとも言えるなと感じました
いろいろな意味で鳥谷校長も振り回されてんなぁ感は否めなかったですが、恩田放哉の狂人っぷりも自分は好きですね
凡人だった人間が元々の狂気に目覚めたと褒め称えるのですがその裏で暗躍していたのも放哉その人ですから章一や麗華とは違った部分で美に狂ってる芸術家の一人
出来上がった絵画は凡庸と捉えられ、あの心鈴ですら呆れる始末
そこからどうやって直哉がたどり着くのか?と思った先が「アリア・ホー・インク」だったのは驚きでしたし、ほぼ姿を見せないアリアこと里奈と優美の精神的な繋がりが非常に良かった
まあ後々考えてだろうねとしか言いようのない伏線貼ってたけど気づかないもんですね
「2つの蝉の死骸と絡み合う2つの冬虫夏草」、特にアペンドエピソードとして落とし込まれていたので納得はできました
ただ優美の言う通りレズだったわけではなく結局直哉見てたというのはまた切ない所

小さな幸せが積もっていくのが日々で大きな幸せを手に入れた時の消失感は~のくだりは里奈の見る先はいつになっても直哉なんだなぁって言うのを感じました、それはそれとして優実に対する思いも募っているでしょうが
藍も藍で大好きな健一郎と大好きな水菜を家族に思い、直哉の事を弟のように思っていた
健一郎は好きだけど「恋」ではない
この屋敷でずっと待ってる、すっげぇ本当にいい女だよなぁ~って
直哉も夏目屋敷の話や章一と鈴菜の話を聞いて自分のルーツを知り始め受け入れるって言うのも良かったです
そこから「プラティヌ・エポワール」を返上すると言い出した絵画モンスターやらアリアが出てきたり明石先輩が場を荒らしたりというのはドキドキが止まりませんでしたね

氷川強くなったな…「強か」とも言うべきかもしれないけども…
そして本質的な意味でやっと藍と結ばれたと言って良い流れでした、サクラノ詩だと慰め合う為の藍って感じではあったので
放哉から罵詈雑言を受けそれでも美に向かって戦いを挑み続ける凡人、長山加奈の生き方もあまりにも愚直過ぎて素晴らしい、腹パン決めるお前は最高だよ
氷川は直哉に救われた、だからこそ優実を救ったと言ってもいいだろうなと思いました
里奈の隣にいるのは直哉で居てほしい部分はありましたが、生と美と言う意味だと直球に愛を伝えてくれる優実が美に繋がるんだろうなと
羽ばたかせることは出来なかったけれども自分をすくい上げてくれた恩人だったという意味での切なさも感じましたね
加奈の独白とかもすごい胸に来ました、勿論直哉の血の滲むようなリハビリ含めてもですが
最終的にヒロインたちや周りの人間の人たちが王子が再度飛び立つために遠回りしながらお膳立てしてくれてたって言うのもまた胸に来ました
あの黒い向日葵が櫻の絵師によって輝き咲き誇る場面からだんだんと光を失い向日葵だけ残ったって言うのも「演出」で見れて素晴らしかった、Mon panache!
Ⅵ章:櫻ノ詩ト刻
視点は謎の少女「依瑠」、最もアリアとの会話をしていて気づいてしまった部分はあるのですけど
恩田放哉が火を放って絵画や美意識というものは血脈で生み出すものではない、まだまだみすゞに届かないけれど放逐した寧が着実に、ひたむきに頑張っているからこその自伝も胸を打つし、御桜稟がもとの御桜稟に戻った安心感やその圧倒的なラスボス感がなくなってしまったのもまた悲しいけれど「刻」を感じました
美に飲み込まれてしまった長山加奈も同様です、ただ加奈の場合は作る側から売る側への成長というのもありますが
そっか、途中で見せてくれたのはヒロインたちの可能性でしかなくて結果はそうなるよな、と
美の世界は続いていく、終わりは無い
最後のスチル貼ろうか悩みましたがこれは貼らないからこそ体験して欲しいです、直哉と藍の思いの先を受け取ってほしいって意味もあります
おすすめルート
TRUEでしょう、真琴の青春のやり直しはめちゃくちゃ好きです、直哉と夏目圭の物語の上で必要?ってなるところはありますが、真琴は報われて欲しい…
拗らせた大人同士だからこそ出来ることだと思っているので
長山加奈ルートも欲しかった、凡人で凡庸の絵しか描けない人生だからこそ辛酸舐めてるヒロイン?みたいな部分はありますし
寧ちゃんの今後や瑠依の今後も見たいんですが後何年かかることやら…って気分が強いっすね
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