経験ゼロなクラスメイトπ レビュー


総評

よくあるヒロイン1人に絞ったタイプのミドルプライスゲー
プレカノ名義ですが雰囲気は規模が小さいアオナツラインといったところ、めちゃくちゃ青春してます
ただ、付き合う前の落とし込みは頑張っていたのに対して付き合ってからがあっさり物事進んでしまって失速したなーって感じは強かった
解散記念のセールじゃなかったら間違いなく手を取っていなかったタイプのゲームなのである意味?得かなと
何にせよ、海雲がめっちゃいい子なので海雲ゲーかもしれない

シナリオ

おとなになりたくないね…と言いながら将来に不安を抱えている理沙のちょっとした表情にドキッとする主人公、そんな彼女にいきなり告白をして逃げ回られて、追いかけて
夏休みも始まって奇妙な関係はどんなふうに変化していくのか…?
そんな等身大なラブコメ
勿論、理沙とイチャイチャするんですけども彼女は男友達・女友達で接してきているので「好き」という言葉に大変戸惑う
そういう理由であの手この手で恋愛から逃げ回る理沙ですが夏休みのイベントや海雲の助力も合って付き合う前のシナリオはキッチリ描かれていて好印象
勿論、恋愛要素も含まれて入るものの思春期特有の漠然とした将来への不安や自分だけ変わることができず子供のままなのでは?という不安等も描かれていて青い
この感覚が非常に空気感としてよくって残り少ない学生生活への悩みだとか、告白はされたものの良い友人関係として昇華しだしてこれで関係を壊したら…?みたいな悩みも出てくるわけで

理沙の友達兼主人公の妹でもある海雲が的確なアドバイスしてくれるんですが非常に良い子でして、茶化そうとしないできちんと幸せの先を考えてくれる超魅力的なキャラで
そして海雲と主人公は双子の関係の上、両親が離婚しているという背景もあり、二人で絶対幸せになってやる!という思いも強く妹から見た兄貴を幸せにしてやってほしいと言う気持ちも伝わってきて非常に良かった
友人のキャラとしても、妹というキャラとしても海雲はいいキャラしてました
エンディング含めて海雲がやっぱりズルいところを締めていたというか、三人で幸せになろうという感じも強めであるからなあ
恋人になってから相変わらずキャパオーバーする理沙は可愛いし、慌てふためくのはオーソドックスながらやっぱり良い
恋人同士になってからのイチャラブが薄く、もっとイチャイチャして欲しかった派なんですけどこんなもんかなぁ~みたいな感じも
もっと海雲から冷やかされてテンパったり余裕を見せる理沙が見たかった

CG・Hシーン

イラストはRe岳先生
淡いライトノベルみたいな感じのイラスト
理沙のぐるぐる目やらハート目がとても良き、ただし2回
スチルは多いけどHシーンは少なかったね…

BGM

海と星のティアドロップを含め全体的に落ち着いた感じでいい曲多し
どれもしっとりとした曲多め