ネコぱら Extra 仔ネコの日の約束 レビュー


総評

幼き日の水無月家のネコたちとのほっこりしたサイドストーリー
まだまだ皆、仔ネコですし「恋ネコ」なんて言葉も知らないぐらいの幼さ
家族になっていく為のストーリーです
ルートは一本道ですし、選択肢も無いですし、スケベシーンも有りませんがネコぱら独自のあのほんわかした日常小話が読めるのは大満足です
シナリオ量も多くないのでホントちょっとした間にできる感じですね
相変わらず演出としてのE-moteの使い方も凝っており、
ショコラとバニラが目を合わせたり、セリフごとに首を振ったり…と本当に使いこなしてるなあと思う部分が多々
グラフィックの質もやはり良く、幼い仔ネコたちの立ち絵は元より表情差分の多さも魅力的です
何より甘えん坊のショコラとバニラの姿やココナツの姿、姉御肌のアズキ、あまり変わらないけどそのブレなさが好きなメープルとシナモン
全肯定しサポートしてくれる兄大好きの時雨、独立して店を構えようと志す主人公の嘉祥
見たかった一幕を十分に描いてくれたと思える素敵なストーリーでした
OVAアニメも同じストーリー?らしいですけど、実績「ゆれるアレ」とか各ネコの「お触り」とか含めるとゲームのほうが良い気がします、人それぞれだと思うけど

「ゆれるアレ」

Steam版には実績として各ネコをお触りすること、3か国語の言語に変更することで基本的な実績解除は可能です

というかそれが非常にわかりやすいので「ゆれるアレ」こと「揺れる実績」が意外と気づきにくい仕様になってる気がします

答えはWindowモードにしてPボタンを押すとブルンブルン!画面移動でも同様のことができるらしいですがPボタンが一番わかり易いですね
キーボード操作の方法が書いてないから気づかないよねーって

シナリオ

ショコラとバニラが水無月家に貰われてきてからと言うストーリー構成です
細かいChapter分けすると貰われてきたショコラとバニラの話、電子機器に振り回されるメイプルシナモンの話、いたずらしちゃってあわあわするけども仔ネコだし面倒を見てあげなきゃな!と姉御肌を見せるアズキ
そして皆で一緒の身体測定に、皆で迎える初めてのクリスマス
「はじめて」だらけのネコたちとの尊い日々がとても良いですね
はじめから嘉祥に懐いているわけではなく、幼き日のショコラとバニラは知らないところで夜泣きしちゃうぐらい甘えん坊で可愛いですし本編ではいろんな部分が大きいココナツもアズキのことを「お姉ちゃん」って呼ぶぐらい
アズキが一番成長してるのもあって本編以上にしっかりしてるお姉さんネコ
頭身が低いのもあって一番時雨がお姉さんに見えましたね、そりゃそうだ
なんで嘉祥のことを「御主人様」って呼ぶかもちゃんと描かれていました、他の皆は「嘉祥様」呼びだもんねそういえば
時雨のこともみんなは「時雨様」呼びを徹底してるのでなるほどねぇとも思いました
クリスマスエピソードはネコたちのことを思ってサンタ役になろうとする様子や時雨は時雨らしく兄である嘉祥を目一杯サポートします、やっぱりそういうところもあって自分は時雨推しなんだよなとも
その後、パティスリーをオープンさせることを時雨に告げて時雨がやっぱり全力でサポートしますねなんていうところも大好き
本当になぜこんなに兄LOVEで今までルートがなかったのか不思議なくらいです

家に来て幸せだと言うショコラとバニラの姿も尊いですし、これだけ嘉祥に懐いていたら内緒で宅配ボックスの中に隠れてついていくよなーって思います
お風呂シーンで時雨が皆恋ネコになれば良いんですよ!と言っていましたがハーレム肯定しているのはToLoveるのモモなんかを思い出しました
かなりシリーズ序盤でもネコたちは多様性の動物
言っていて恋ネコの仲になることを否定してませんでしたしね

CG


ネコぱらと言えば皆揃ってるスチル!と言わんばかりの幼き日の姿がいっぱい多かったのは大満足
クリスマスでケーキに対して喜んでる幼ココナツが可愛すぎる
OVAクラウドファンディングのストレッチゴールについていたミニストーリーらしいので、塗りが今と比べるとカッチリしてますね
CG枚数は14枚、ですが値段を考えるとかなり安い部類じゃないでしょうか
Steam限定販売なのが知ってる人を選びそうという感じですけども
「エロ」ゲーでは無いのでそういうシーンは一切なし


ネコぱらワールドの優しい空気感本当に大好きです、ネコぱら好きとしては是非やってほしいサイドストーリーですね